日々の入力が必要ない工数管理|メンバーの入力負担軽減『Qasee』

概要

Qaseeは、PC上の作業のデータを取得し、プロジェクトごと、あるいはクライアントごとに誰のどういった業務にどれくらいの工数が発生しているか、正確な工数を自動的かつリアルタイムに把握できる、DX支援・工数管理自動化システムです。

特徴

これまで、業務工数の把握・管理は、従業員の自己申告に委ねるしかありませんでした。
ですがこれでは、

  • 従業員自身の業務申告する負担が大きい
  • 申告自体に抜け漏れやミスが発生している

など、本来の業務以外の時間を増加させてしまったり、そもそも申告の正確性が問題になっていました。
また、その申告自体が正しいものなのか否か、申告を受け取ったマネジャーも判断できないといったことや、申告のデータを集計する工数もそれなりの負担を要してしまうという点も大きな問題となっていました。

そこで、私たちは、工数管理・業務状況把握の課題を解消し、自動的かつ簡単に正確な業務工数がわかる、そんなシステムを作りました。
それが、DX支援・工数管理自動化システム「Qasee」です。

正確な業務工数の把握が叶うと、主に4つの点で効果を発揮します。

  1. 1つ目は、利益率・原価率といった管理会計上のデータを簡単に取り出せるようになるということ。
  2. 2つ目は、非効率な業務や生産性を向上させられるポイントが何なのか、正確に分かるということ。
  3. 3つ目は、一人ひとりの正確な働き方のデータから、効果的な業務マネジメントや育成、評価を実施できるようになること。
  4. 4つ目は、正確な業務状況管理と併せた、正確な勤怠管理も実施できるようになること。

です。

機能

Qaseeは、従業員ごとに業務でお使いのPCに、弊社で開発したQaseeアプリケーションをインストールし、その上で、普段通り業務を行うと、自動的に作業データが抽出されていきます。

作業データとは、ファイルやアプリケーション、クラウドサービスの種類と、それらに紐づくタイトル部分がいつ誰がどれくらい作業を行ったかのログ情報を指しますが、これらのデータをQaseeが自動的に抽出します。
その自動的に抽出された作業データに対して、従業員自身或いはマネージャーなどの管理者がその作業データは何の案件のどういった業務だったかをタグ付けしていきます。

一度、作業データにタグ付けを行うと、Qaseeはタグ付けを学習し、以降同じような作業を行った場合には、学習結果に基づいて自動的にタグが振り分けられていきます。
そのため、概ね1ヶ月程度すると、自動的に作業を行った作業データがなんの案件のどういった業務だったかを自動的に判別してくれるようになります。
また、こうしたタグ付けがなくても、あらかじめ案件毎の業務がどういったアプリケーションやファイル名、キーワードが出現する可能性があるかといったことを登録しておくと、従業員によるタグ付けが一切ない状態でも、自動的にタグが付けられ判別が可能になっていきます。
そのため、自社内での案件やクライアント毎、或いはプロジェクトなどの自社で把握したい項目毎に、どういった業務に誰がどれくらいの工数が掛かっているのかを正確に把握できるようになります。
さらに、それぞれの従業員に設定した給与データから、案件やプロジェクト毎にどういった業務にどれくらいのコストが発生しているのかまで、従業員に負担を一切かけずに正確に把握が可能になります。

Qasee以外の他社製品では、業務工数の入力自体が自己申告式であったり、PCログが抽出できても、それがどの案件やプロジェクトに紐づいた、細かい業務の工数かまで把握することはできませんが、QaseeではPC上の作業データから客観的な事実を正確に捉えて、従業員に負担を強いることなく、案件ごとの細かな業務工数やそれらに紐づく業務コストまで自動的に抽出することが可能になっています。

また、Qaseeでは3つのオプション機能が用意されています。

  • 個人やチームの働き方の詳細なレポートから業務の偏りや、得意な業務不得意な業務を判別できるリスクアセスメント機能。
  • 組織全体を俯瞰して組織課題を分析できる組織分析機能、。
  • 従業員自身が自らの業務課題を見つけ自己改善を促すことができるセルフマネジメント機能。

これらのオプション機能が用意されているため、業務工数の正確な把握から見えてきた自社特有の課題に対して更にピンポイントでアプローチが可能です。

構成イメージ

Qasee 構成イメージ

動作環境

PC(Windows 及び MAC)

※ 最新の情報につきましては、弊社担当営業までご確認いただけますようお願いいたします。

参考価格

初期費用 10万円 1ユーザー 720円~

事例紹介

Qaseeは、業種業界、大企業、中小企業を問わず、IT企業から製造業、士業や様々なサービス業まで幅広く、現在では200社以上の企業様にご利用頂いており、Qaseeの導入で、業務工数を負担なく正確に把握できるようになったという声を非常に多くいただいております。

こちらの動画では、業務工数を負担なく正確に把握することで解決できた2つの事例をご紹介させていただきます。

1つ目は、某大手自動車メーカー様での事例です。
こちらの企業様では、これまで業務工数を自己申告にてエクセルで記入を求め、それを集計し、製品やパーツの設計工数時間からなる原価計算を実施していましたが、Qaseeを導入いただいた事で、工数管理のための工数を限りなくゼロに近い形まで削減するとともに、設計業務毎に正確な工数時間を算出できるようになったことで、パーツひとつひとつの妥当性の高い工数見積から正確な原価管理を実現できるようになったという声をいただいています。

2つ目は、某インターネット広告企業様での事例です。
こちらの企業様は、様々なクライアント様に対してマーケティング活動全般のコンサルティング業務から、広告運用業務まで幅広くサービスを展開しておりましたが、クライアント様毎に、様々な業務が存在しているという状況の中、業務の属人化が進んでしまっており、クライアント毎に掛けられている実質工数が不透明なため、クライアント毎に実際どれくらいの利益が確保できているのか分からないといった課題がありました。
Qasee導入後、わずか2ヶ月あまりでほぼすべての業務工数時間が可視化され、いまでは、リアルタイムに正確な利益率が把握できるようになっため、新規受注予定であった見積額の是正を図ったり、実質工数がかかりすぎていた赤字案件に関しては、大幅な料金改定やサービス提供のストップといった抜本的な改革に乗り出し、収益率を50%以上増加できたというお声をいただいております。