概要
IBM Power Systems Virtual Server on IBM Cloud(以後、PVS)は、AIX、IBM i 、Linuxを仮想サーバー単位でご利用可能な従量課金制IaaSソリューションです。
特徴
オープンテクノロジーを基本に構成されたIBMクラウドのIaaS型ソリューション。世界中のDC間をつなぐグローバルネットワークを無償でご利用頂けます。IBMが提供するIaaSソリューションで、IBM i 、AIXまたはLinuxのLPAR環境を提供。シェア型、占有型を選択可能。国内では東京DCと大阪DCにてサービスを提供しています。
機能
- 他の仮想サーバーと同様、OSの初期導入までIBM側で行います。
- ユーザーはOSの管理者権限を保有します。
- マルチテナント環境のため、ユーザーはHMCやVIOSへアクセスすることはできません。
- SAP認定を取得済みの構成も選択可能です。
- データセンター
- IBM Cloud は世界18都市、合計40以上のデータセンターで提供
(Power Systemsが配備されているデータセンターは20拠点 ※2024年1月時点)
日本は、東京リージョンに3データセンター提供、大阪リージョンも2020年9月に開設 - システム
- S922(9009-22A)
E980(9080-M9S)
S1022(9105-22A)※一部DCのみ(拡大中) - CPU
- S922:0.25 - 15 cores
E980:0.25 - 143 cores
S1022:0.25 – 35 cores - プロセッサー
- Dedicated / Uncapped Shared / Capped Shared 選択可能
- メモリ
- S922:2 - 942GB
E980:2 - 23,070GB
S1022:2 - 1,942GB - ストレージ・タイプ
- Tier 0:25 IOPS/GB ※一部DCのみ(拡大中)
Tier 1(NVMe-based flash storage):10 IOPS/GB
Tier 3(SSD flash storage):3 IOPS/GB
Tier 5K:5,000 IOPS(最大200GBまでのボリュームで選択可)※一部DCのみ(拡大中) - ストレージ容量
- 1ボリュームあたり 1GB〜(複数ボリューム利用可能)
- ネットワーク
- Public(option), Private
- OS
- AIX(7.1, 7.2, 7.3):IBM Cloud提供
IBM i(7.1, 7.2, 7.3, 7.4, 7.5):IBM Cloud提供
Linux(RHEL/SLES):IBM Cloud提供もしくはBYOLによるImage持ち込み。CentOSはImage持ち込みで利用可能。
構成イメージ
ネットワーク構成
- Power Systems Virtual Serverは、IBM Cloud(Classic Infrastructure/VPC)上のリソースとは独立に管理されています。
- Public NetworkとPrivate Networkという2種類のネットワークインターフェースを利用することができます。
動作環境
下記URLよりご確認をお願いいたします。【IBM公式サイト】Software Product Compatibility Reports
https://www.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity/
参考価格
各種前提条件により変わりますので、下記または弊社営業担当までお問い合わせください。
株式会社イグアス
テクノロジー・ソリューション事業部 テクノロジー製品本部 クラウド・ソフトウェア営業部
Eメール:swiguazu@i-guazu.co.jp
事例紹介
本番稼働、短期間でのソフトウェア開発・検証環境として。またはサーバーの災対環境をPVS(クラウド)に移行しBCP対策として導入など多数の実績。