概要
監視業務向けWEBアプリケーション
「VI-Manager」は、複数のZabbixサーバー、及び、他社の監視ツールが検知したイベントを集約し、1つの画面で監視を行うことができる、監視業務向けのWEBアプリケーションです。
さらに、AIや各種センサーを搭載したカメラ、IoT機器から通知された異常・障害イベントも集約することができ、分散するIoTデバイスを含めたシステムの統合監視を実現するハブとなるツールです。
特徴
複数のZabbixサーバー+他の監視ツールとの一元監視
複数のZabbixサーバーが検知した障害イベントを、VI-Managerが導入された集中監視サーバーに集約することで、1つの画面で監視及び通知することが可能となり、監視業務の効率化を実現します。複数のZabbixサーバーを、個々のシステムや拠点ごとに、別々に設置して監視業務を行っている場合は、特に効果があります。
様々な監視ツールにも対応
Zabbix以外の監視ツールに対応しています。監視ツールのアクション機能に、「VI-Manager」へイベントを送信するコマンドを登録していただくことにより、各種の監視ツールが混在した環境で統合監視を実現します。
AI・IoTデバイスと連携した統合監視
AI・IoTデバイスと連携し、統合監視を行います。例えば、カメラとAIによる画像解析を組み合わせ、万引きなどの不審行動を早い段階で自動的に判断し、担当者へ自動的に通知する等の対応を行うことができます。
機能
統合ビューア
◆複数のZabbixサーバー、他社の監視ツールのイベントを一元監視
複数のZabbixサーバー、他社の監視ツールのイベントを1つの画面で一元監視できます。
◆ツリービュー、マップビューによる可視化
◆階層構造をドリルダウン
ツリービューによる階層化、マップビューによる可視化で監視対象の把握が容易に行えます。また、ツリービューによるノードの選択、マップビュー上のアイコンのダブルクリックにより、監視対象のドリルダウンを行うことができ、効率的な監視が可能です。
◆イベント一覧画面への切り替え
ツリービュー、マップビューを非表示にして、イベント一覧形式の画面表示に切り替えることができます。
◆イベントの対応ステータスを拡張
◆対応コメントの入力・照会
◆詳細なイベント情報の表示
イベントに対する対応ステータスは、デフォルトで4つ用意しています。(「未対処」、「対処中」、「保留」、「対処済」)対応ステータスの種類は追加可能です。対応コメントを入力し、照会することが可能です。24時間の監視を3交代のチームで行っている場合、障害イベントのステータスを「対処中」にし、対応内容をコメントで入力して、後続のチームに引継ぐ運用が可能となります。
IoT・AIカメラなどによる異常検知
AIカメラが検知した不審行動や、サーモグラフィカメラが検知した温度異常を監視し、サーバーやネットワーク機器と同様にリアルタイム通知をすることが出来ます。
※対応カメラについてはお問合せください。障害発生時にアクションを自動実行
障害を検知した際にアクションの実行が可能です。障害の重大度や、時間帯など運用に合わせて最適化することができます。
※アクションは、今後、追加していく予定です。- メールによる障害/復旧通知
- パトライトの光と音でアラートを通知
- 集中監視サーバ上のスクリプト実行(音声出力など)
IBM i(旧AS/400)を含めた統合監視
当社、IBM i(旧AS/400)の運用ソリューションである、Hybrid MESSAGE と合わせてご利用頂くことにより、IBM iを含め、Windows、Linux、UNIXサーバー、ネットワーク機器の混在する環境の統合運用および一元監視が可能になります。
※別売 Hybrid MESSAGE が必要です。動作環境
VI-Manager(集中監視サーバ)
- プラットフォーム
- Windows Server 2008、2012、2016(※1)
- ディスク空き容量
- 規模により見積
- 搭載メモリ
- 規模により見積
- ミドルウェア
- Java 8、MariaDB 5.5.x(※2)、Tomcat 8.0
クライアント
- Webブラウザ
- Google Chrome最新版
参考価格
- 個別見積もり
活用例
大規模システムの監視
各地に分散し、用途が異なるZabbixサーバを集中監視システムにて一元管理することが出来ます。
AI・IoTを融合し、高付加価値のサービスを実現 *開発中機能
アースアイズ社製 AIカメラと連携します。不審な行動を検知して、未然に盗難を防止するプロダクトです。自動音声やモニターを利用して検知していることを明示し、盗難をやめてもらうことを目的にしています。
温度異常を検知して、担当者に知らせる仕組みです。サーモセンサーと連携することで、場所毎の温度設定も可能です。
※画像はフリアーシステムズ社のカメラによって撮影したものです。承認されているオペレータ以外の顔を認証すると画像保管し、異常通知する仕組みです。
夜間の不審者を検知して音声で警告し侵入防止します。人と車、動物を識別し誤作動を防ぎます。