概要
Toolbox JXクライアントは、IBM iからインターネットEDIの通信手順であるJX手順が利用できるToolboxのシリーズ製品です。2024年「INSネットディジタル通信モード」終了対策に最適です。
特徴
新たなEDIサーバ構築が不要
これまでIBM i からJX手順の通信を行う場合は、EDI サーバを新たに構築し、IBM i とEDIサーバの双方でデータ送受信管理などが必要したが、Toolbox JXクライアントをご利用いただくことで、新たなEDIサーバを介さず、IBM i 上でJX手順の通信が可能です。
レガシー手順からJX 手順への移行が容易
同じIBM i 上でToolbox JXクライアントとToolbpx for IBM i が共存ができることによりJX手順とレガシー手順を一元管理が可能です。レガシー手順からJX手順への移行も、IBM i 上で通信定義の変更を行うだけで容易に対応ができます。また、レガシー手順からJX手順への移行を通信相手ごとに、段階的に対応することも可能です。
通信機器が不要
IBM i がインターネットに接続できれば通信可能で、専用の通信機器は必要がありません。通信速度もインターネットの速度となり、電話回線を使用していないため、通信料が不要です。レガシー手順では、同時通信数が電話回線数に依存していましたが、Toolbox JXクライアントはインターネットEDIのため、同時通信数を考慮せず通信スケジュールが設定できます。
機能
IBM i 上で稼働するJX手順対応ツール
IBM i 上よりインターネットEDIの通信手順であるJX手順のクライアント側の通信が利用可能です。
Toolbpx for IBM i の操作感を継承
5250画面を使い、Toolbpx for IBM i と同様のインターフェイスと操作感でJX手順の通信が可能です。
固定長以外のデータも送受信可能
Toolbpx for IBM i と同様にIBM i のDBライブラリーを指定いただければ、固定長データが送信できます。
可変長データやテキスト、CSV、エクセル等のデータは、IFS上に格納しパスを指定すれば送信が可能です。なお、お客様でXMLデータを作成いただければ、流通BMSで通信することも可能です。
構成イメージ
動作環境
IBMi V6R1 以降
- Toolbox JXクライアントのご利用には、Toolbox for IBM i または Toolbox for System i5 のライセンスが必要です。
- 日本語DBCS対応の言語環境で稼働させる必要があります。
- CCSIDは5035または1399に設定する必要があります。
- 5250 エミュレータのホスト・コードページは、日本語英数小文字拡張を指定する必要があります。
また、下記ライセンス・プログラムが必要です。
※Java プロダクト・オプション(番号付きオプション)については、いずれか1つが導入されていれば問題ございません。
IBM i 6.1 の場合
5761JV1 *BASE IBM Developer Kit for Java
5761JV1 11 Java SE 6 32 bit
5761JV1 12 Java SE 6 64 bit
IBM i 7.1 の場合
5761JV1 *BASE IBM Developer Kit for Java
5761JV1 11 Java SE 6 32 bit
5761JV1 12 Java SE 6 64 bit
IBM i 7.2 の場合
5770JV1 *BASE IBM Developer Kit for Java
5770JV1 11 IBM Technology for Java 6.0 32 bit
5770JV1 12 IBM Technology for Java 6.0 64 bit
5770JV1 14 IBM Technology for Java 7.0 32 bit
5770JV1 15 IBM Technology for Java 7.0 64 bit
IBM i 7.3 の場合
5770JV1 *BASE IBM Developer Kit for Java
5770JV1 14 IBM Technology for Java 7.0 32 bit
5770JV1 15 IBM Technology for Java 7.0 64 bit
5770JV1 16 IBM Technology for Java 8.0 32 bit
5770JV1 17 IBM Technology for Java 8.0 64 bit
稼働検証
参考価格
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