概要

新たなEDIサーバの構築が不要

通常、IBM i から「全銀TCP/IP手順・広域IP網」の通信を行う場合、EDIサーバや専用通信機器等を構築し、IBM iとEDIサーバや専用通信機器の双方でデータの送受信管理が必要です。
「Toolbox 全銀TLS+」を導入することで、新たなEDIサーバや専用通信機器を介さず、IBM i 上で「全銀TCP/IP手順・広域IP網」の通信が可能となります。
また、IBM i のみでEDIの運用ができるため、Toolbox を使ったレガシー手順(全銀ベーシック手順、全銀TCP/IP手順、JCA手順)の操作と同様の運用が可能です。

全銀ベーシック手順、全銀TCP/IP手順から全銀TCP/IP手順・広域IP網への移行が容易

同じIBM i 上で、レガシー手順に対応した「Toolbox for IBM i」と「Toolbox 全銀TLS+」の共存が可能です。
全銀手順のデータフォーマットを活用できるため、全銀ベーシック手順及び全銀TCP/IP手順から全銀TCP/IP手順・広域IP網への移行は、IBM i 上で通信定義の変更を行うだけで容易に対応ができます。
また、「Toolbox for IBM i」と同様に、発呼(Aセンター)、着呼(Bセンター)とも対応しています。

特徴

  • 全銀協標準通信プロトコル(全銀TCP/IP手順・広域IP網)に準拠
  • 新たなEDIサーバの構築が不要!
  • レガシー手順(JCA手順、全銀手順)からの移行が容易!
  • Toolbox for IBM i と同じイメージで操作が可能
  • 発呼(Aセンター)、着呼(Bセンター)とも対応

機能

全銀協標準通信プロトコル(全銀TCP/IP手順・広域IP網)に準拠

IBM i 上で稼働し全銀協標準通信プロトコル(全銀TCP/IP手順・広域IP網)の通信ができる製品です。
IBM i にインターネットが接続できればご利用可能で、新たなEDIサーバや通信機器(SSL/TLSアクセラレーター等)の構築が不要なため、低コストで全銀協標準通信プロトコル(全銀TCP/IP手順・広域IP網)の通信が可能です。
全銀手順で規定されたデータ交換の仕様(制御仕様、フォーマット仕様、コード体系)が踏襲されているため、全銀BSCや全銀TCP/IPからの移行が容易となります。

構成イメージ

Toolbox 全銀TLS+ 構成イメージ

動作環境

IBM i 7.4 以降

IBM i(AS/400)にインターネット接続の可能な環境があること

下記ライセンス・プログラムが必要です。

  • 5770SS1 34 ディジタル証明書マネージャー
  • 5770DG1 *BASE IBM HTTP SERVER FOR I
  • 5S33A21 *BASE TOOLBOX FOR IBM I VERSION 7 RELEASE 5
    5S33A31 *BASE TOOLBOX FOR IBM I VERSION 7 RELEASE 5
    ※ TOOLBOX FOR IBM I についてはいずれか1つの導入が必要になります。

※ Toolbox 全銀TLS+のご利用には、Toolbox for IBM i のライセンス/保守契約が必要です。

※ 最新の情報につきましては、弊社担当営業までご確認いただけますようお願いいたします。

稼働検証

IBM Power Systems Virtual Server 稼働検証のご紹介

参考価格

初年度保守付
  • P05 540,000円
  • P10 680,000円
  • P20 920,000円