概要
新たなEDIサーバの構築が不要
通常、IBM i から「全銀TCP/IP手順・広域IP網」の通信を行う場合、EDIサーバや専用通信機器等を構築し、IBM iとEDIサーバや専用通信機器の双方でデータの送受信管理が必要です。
「Toolbox 全銀TLS+」を導入することで、新たなEDIサーバや専用通信機器を介さず、IBM i 上で「全銀TCP/IP手順・広域IP網」の通信が可能となります。
また、IBM i のみでEDIの運用ができるため、Toolbox を使ったレガシー手順(全銀ベーシック手順、全銀TCP/IP手順、JCA手順)の操作と同様の運用が可能です。
全銀ベーシック手順、全銀TCP/IP手順から全銀TCP/IP手順・広域IP網への移行が容易
同じIBM i 上で、レガシー手順に対応した「Toolbox for IBM i」と「Toolbox 全銀TLS+」の共存が可能です。
全銀手順のデータフォーマットを活用できるため、全銀ベーシック手順及び全銀TCP/IP手順から全銀TCP/IP手順・広域IP網への移行は、IBM i 上で通信定義の変更を行うだけで容易に対応ができます。
また、「Toolbox for IBM i」と同様に、発呼(Aセンター)、着呼(Bセンター)とも対応しています。
特徴
- 全銀協標準通信プロトコル(全銀TCP/IP手順・広域IP網)に準拠
- 2024年「INSネットディジタル通信モード」 終了対策に最適!
- 新たなEDIサーバの構築が不要!
- レガシー手順(JCA手順、全銀手順)からの移行が容易!
- Toolbox for IBM i と同じイメージで操作が可能
- 発呼(Aセンター)、着呼(Bセンター)とも対応
機能
送受信データフォーマットからお客様が利用しやすいデータフォーマットへの変換プログラムを提供
お客様側では、XMLなどを意識する必要はありません。流通BMS®標準フォーマットをIBM i 標準形式の固定長ファイルで提供しますので、業務アプリケーションへの取り込みも容易です。
構成イメージ
動作環境
- IBM i 7.1 以降
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IBM i(AS/400)にインターネット接続の可能な環境があること
下記ライセンス・プログラムが必要です。
- 5770SS1 34 ディジタル証明書マネージャー
- 5770DG1 *BASE IBM HTTP SERVER FOR I
- 5S33A20 *BASE TOOLBOX FOR IBM I VERSION 7 RELEASE 1
※Toolbox 全銀TLS+のご利用には、Toolbox for IBM i のライセンス/保守契約が必要です。
※ 最新の情報につきましては、弊社担当営業までご確認いただけますようお願いいたします。稼働検証
参考価格
- 54万(税抜)~