概要
企業間取引を支える、システム連携基盤。
Biware EDI Station 2 は、シリーズ累計で24万本以上の販売実績を誇るEDIシステム構築支援パッケージ「Biware シリーズ」の最上位製品です。インターネットEDIからレガシーEDIまで各種通信手段に対応しています。他にも多様なデータフォーマットへの相互変換、自動処理のルールとなるジョブフローの定義をノンプログラミングで手軽に作成できる専用GUIの搭載、サーバーの負荷分散によるシステムの安定性確保など、小規模から大規模まで様々な業界のEDI業務に役立つ機能を搭載しています。
特徴
- 通信手順によるEDIからFAX連携まで国内の企業間取引に利用される通信手段を一式サポート
- 自動処理のルールとなるジョブフロー(ワークフロー)の定義をノンプログラミングで手軽に作成(専用GUI搭載)
機能
通信手順・データ変換
- 通信手順
- EDIINT AS2, ebXML MS 2.0, ebXML MS 3.0(サーバー/クライアント), SFTP(サーバー/クライアント), JX手順(サーバー/クライアント), FTP送受信(クライアント), JCA手順(サーバー/クライアント), 全銀手順(サーバー/クライアント), 全銀TCP/IP手順(サーバー/クライアント), FAX(まいと~くFAX連携機能)
- メッセージ変換
- XML(流通BMSなど), UN/EDIFACT(JAMA-JAPIA), CII(EIAJ/JTRNなど), 固定長(JCA標準など), 可変長(CSV/TSVなど), DBMS(SQL Server/Oracle)
運用管理
- ワークフロー作成
- 取引業務に必要となる一連の処理の流れを、ドラッグ&ドロップ操作によって簡単に構築できるグラフィカルな専用画面です。
- スケジュール管理
- "月/週/日/時ごとの実行設定" や "期間内における一定間隔ごとの実行設定" など、取引先の営業日にあわせて運用スケジュールを柔軟に設定できます。指定時間になったら実行するなど、起動のタイミングから特定のワークフローの実行までを一つの単位としてスケジュール実行できます。
- 運用状況監視
- スケジュール設定された取引業務の進行状況を専用画面に一覧表示。処理が完了した実行スケジュールについては「成功」または「失敗」の文字が表示されます。
- 運用モニター
- 1日の取引予定と実行結果を一覧で確認できます。万が一取引エラーが発生した際はすぐに実行結果として反映されますので、管理者は迅速に対応することができます。
- リモートメンテナンス
- 遠隔地よりWebブラウザーを活用して、スケジュール設定や通信設定といった各種設定、処理の実行、ログの閲覧、送受信ファイルの管理などを行うことができます。
- 通信ポート管理
- 取引先の業務ごとに使用する通信ポートを発信用/着信用で自動的に切り換えて使用する、あるいは特定の通信ポートを指定して使用できます。回線の有効利用が可能となり、通信コストの節約につながります。
- 送受信ファイル管理
- 送受信ファイルについて、本システムへのアップロードやダウンロード、あるいはファイルの再送信、ファイル名の変更、ファイルの削除を行うことができます。
- お知らせメール
- システムが正常に稼働しているか定期チェックを行い、問題が見つかった場合は管理者に警告メールを通知します。またワークフロー上でメール配信機能を設定することで、システム障害に関わらず任意のタイミングでメールによるシステム状況の通知を行うことができます。
- ログ表示
- 設定したワークフローや実行スケジュールの稼働状況を表示する“運用ログ”、取引先とやり取りしたEDI通信の状況を表示する“通信ログ”、通信ポートの稼働状況を表示する“ポートログ”、運用担当者の操作状況を表示する“操作ログ”などのログ表示に対応しています。
- バックアップ/リストア
- 簡単な操作で各種設定データ(データベース、送受信ファイル、ワークフローなど)、ログデータ(運用ログ、システム情報など)のバックアップおよびリストアを行うことができます。
- ユーザー権限設定
- システム管理者(本システムの総合的な管理者)、運用管理者(EDI業務の管理者)、スケジュールオペレーター(EDI業務の副管理者)、運用オペレーター(EDI業務の担当者)、閲覧オペレーター(その他、社内取引業務関係者)という5種類のログインユーザーを設定できます。
- 送受信ファイル状況監視
- 送受信ファイルごとに、処理の進行状況(未送信、送信済み、受信済みなど)を専用画面に一覧表示します。
- サーバー負荷分散 ※オプション
- サーバーの通信機能やメッセージ(送受信ファイル)変換機能は、1台ではなく異なるサーバーに分散配置して運用できます。
システム連携
- API連携
- 本商品をミドルウェアとしてご利用いただけます。汎用性の高いWeb APIをご用意しており、各種システムへの組み込み用途にも柔軟にご活用いただけます。
- フォルダー監視
- 予め指定したネットワーク上のフォルダーを定期的に監視します。基幹システムからこのフォルダーに対してCSV形式などのファイルが出力されると、ワークフローの定義に沿って通信処理などのジョブを自動実行します。社内システムとのデータ連携を簡単に実現できます。
- 連携アダプター(ASTERIA WARP、HULFT) ※オプション
- 各種製品・サービスとの簡単かつ柔軟な連携を実現する本製品専用のアダプター(補完プログラム)です。
https://www.intercom.co.jp/biware/station/function.html
構成イメージ
動作環境
- 対応OS
- Windows Server 2022 Datacenter、Standard
Windows Server 2019 Datacenter、Standard
Windows Server 2016 Datacenter、Standard
https://www.intercom.co.jp/biware/station/environment.html
参考価格
- Professional版:1,495,000円(税抜)~
- Standard版:632,500円(税抜)~
https://www.intercom.co.jp/biware/station/price.html
事例紹介
下記をご参照ください。「Biware」シリーズ 導入事例