概要
- 調査研究やマーケティングなどを目的として収集したデータの分析や仮説検討をするための統計解析ツールです。
- 統合された単一のインターフェースで、記述統計、回帰、高度な統計などを実行できます。
統計解析のスタンダードソフトウェア
- Excel、テキスト、データベースなど複数ファイル読み込み
- データ加工サポート機能・集計機能・視覚化機能を搭載
- 豊富で高度な多変量解析手法を多数搭載
- 使いやすいユーザーインターフェース(操作性)
- クライアント版、大量データ処理のためのサーバー版
- 個人ユーザーから、ハイエンドユーザーまで対応
- 企業/官公庁/アカデミックに世界28万ユーザー
特長
さまざまなグラフによるデータの可視化 、ダミー変数作成など新しい変数を作成するデータの加工 、 1変量の要約統計量の算出、2変量の関係性の探索やパラメトリック・ノンパラメトリック検定による有意性の検証、さらに多変量解析によるデータの分類や予測といった 統計解析のプロセスで必要となる包括的な機能が搭載されています。オプションモジュールを追加することでさらに幅広いデータ分析が可能になります。多くの学術論文へ掲載や研究開発、また業務の推進に利用されています。
機能
- 回帰メニュー:線形回帰OLS(Ordinary Least Squares:最小二乗法)
- Lasso(ラッソ)
- Ridge(リッジ)
- Elastic Net(エラスティック ネット)
- 生存分析メニュー:Accelerated Failure Time(AFT)モデル
- 混合モデル(線型と一般化線型)メニュー:疑似R²指
- グラフボードテンプレート選択メニュー:バイオリンプロット
- ユーザビリティの向上
- ワークブック機能の強化
- 検索機能の強化
- 非選択ケースの非表示機能の廃止
- PythonとRのアップグレード
操作性
- SPSSは複雑なコマンドを打つ必要なく、マウスでメニューを選択することで分析を進めます。
- 操作法は追加オプションや分析手法によって変わることはありません。
豊富なデータ加工手法
- データ加工は、生データから分析データを準備するための重要なステップです。
- SPSSでは、豊富なデータ加工手法を搭載しています。
分析処理の自動化
- SPSSは、GUI操作の裏では「コマンドシンタックス」と呼ばれるプログラムが動いています。
- これを上手に活用することで、定型の分析処理の自動化(ex. ループ処理、バッチ処理)が可能となります。
機能
2022年9月14日より、IBM SPSS Statistics「28」をさらに機能強化したIBM SPSS Statistics 「29.0」が利用可能になりました。
IBM SPSS Statistics パッケージとライセンス オプション
- SPSS Statistics 29のパッケージは、SPSS Statistics 28と同様です。
- モジュールの組み合せがエディションを構成します。
- BaseからStandard、Professional、Premiumに移行すると、統計機能が向上します。
- サブスクリプション、パーペチュアル、ターム、およびコミットドタームライセンスが利用可能です。
動作環境
下記URLよりご確認をお願いいたします。【IBM公式サイト】Software Product Compatibility Reports
https://www.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity/
参考価格
前提条件により変わりますので詳細はお問い合わせください。