概要
IBM watsonx.dataを使用すると、複雑なデータ環境の簡素化、データ・サイロの除去、増大するデータ・ワークロードの最適化による費用対効果の改善、データ管理と準備によるAIの関連性と精度の向上が可能になります。
特徴
ハイブリッドクラウド全体のデータにアクセス
ストレージと分析環境に数分で接続し、クラウドとオンプレミス環境全体で共有メタデータ層を使用して、単一のエントリー・ポイント経由ですべてのデータにアクセスできます。
AIに質の高いデータを活用
ご希望のAIモデルとアプリケーション用にデータを効率的に統合、管理、準備します。信頼できるデータでAIを強化できます。
データウェアハウスのコストを削減
複数のクエリー・エンジンとストレージ層にわたるワークロードの最適化により、データウェアハウスのコストを最大で50%削減し、適切なワークロードと適切なエンジンを組み合わせます。
機能
- ハイブリッド・クラウドの導入
- Red Hat OpenShiftによるワークロードの可搬性により、あらゆるクラウド環境またはオンプレミス環境に数分でシームレスに導入できます。IBM Storage Fusion HCIと統合することで、オンプレミスの導入と照会を加速します。
- 使いやすい統合コンソール
- ハイブリッドクラウド上のどこにデータが存在しても、データの単一コピーに接続してアクセスし、クエリー・エンジンを数分でデプロイできます。一般的なSQLを使用してデータを探索し、変換できます。
- 目的に適したクエリー・エンジンでワークロードを最適化
- コスト効率の高いコンピューティングとストレージ、および動的に拡張・縮小が可能な目的に適した分析エンジン(Presto、Presto C++、Spark、IBM® Db2、IBM® Netezza)により、データ・ワークロードのコストを削減します。
- 生成AIを活用したデータ・インサイトの加速化
- IBM watsonx.ai基盤モデルを活用したセマンティック・レイヤーをwatsonx.dataに組み込むことで、セマンティック検索を通じて、以前は難解だった構造化データを自然言語で簡単に検索、意味論的に強化、理解し、データ・インサイトをより迅速に引き出すことができます。
- 統合型ベクトル・データベース
- 信頼できる管理対象データを、RAGやその他の機械学習やAIのユースケースで使用します。ベクトル化された埋め込みデータを統合、キュレート、準備することで、自社データでAIの関連性と精度を強化できます。
- 分析とAIのためにデータの単一コピーを共有
- Parquet、Avro、Apache ORCなど、ベンダーに依存しないオープン形式で膨大な量のデータを保存し、同時にApache Icebergテーブル形式と共有メタデータを活用して、複数のクエリー・エンジン間で単一のデータのコピーを共有します。ベクトル化された埋め込みデータを作成し、AIで使えるようデータを準備します。
動作環境
下記URLよりご確認をお願いいたします。【IBM公式サイト】Software Product Compatibility Reports
https://www.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity/
参考価格
要相談
事例紹介
導入事例は下記をご覧ください。
https://www.ibm.com/jp-ja/watsonx/resources/client-quotes