概要
IBM i(AS/400)及びIBM、富士通、日立、NECの各社メインフレームのオンライン端末機能(日本語5250、日本語3270、6680、560/20、ETOS)を実現する端末エミュレーターシリーズです。様々な接続手順や環境に対応した豊富なラインナップにより、お客様に適したシステムを構築できます。20年以上に及ぶ端末エミュレーターの導入提案実績と経験による、柔軟な対応が可能です。
特徴
30年以上の販売、豊富な導入実績
「TCPLink」シリーズは、豊富な導入実績を持つ、メインフレーム用端末エミュレーターです。
各種OS、利用環境(Web、モバイル、シンクライアントなど)に対応した豊富なラインナップを取りそろえています。
純正エミュレータとの高い互換性
各メインフレームメーカーの純正エミュレーターと高い互換性を備えています。
- IBM IBM Personal Communications(パーソナルコミュニケーションズ、通称:PCOMM)
- IBM i IBM i Access for Windows(通称:クライアントアクセス、CA)
- 富士通 WSMGR(ワークステーションマネージャー)
- 日立 CommuniNet(コミュニネット)
- NEC ETOSJXシリーズ
Windows11、Windows Server2022 対応
Windows 11、Windows Server 2022で利用可能です。Windows 11の大型アップデートへも対応します。長く安心してご利用いただけます。
細かな導入サポート
現在の状況やご心配事を事前ヒアリングし、お客様に適した導入支援作業を行いますので、短期間でのシステム導入・ 運用を実現できます。また、このヒアリングが、隠れた課題の改善に繋がる場合もあります。
機能
TCPLink スタンダード
- 基本機能
- ディスプレイセッション、プリンタセッション、ファイル転送機能、データ転送機能(5250)、ローカル画面(ETOS)などオンライン端末として必要な基本機能をおさえています。
- エミュレーターシステム機能
- 全セッションの統括管理、動作環境セットアップの統合制御、マクロ実行・自動記録、プリントジョブ一括管理などの機能を備えています。
- 柔軟なカスタマイズ対応
- 自社で開発/販売を行っているため、柔軟なカスタマイズや細かなチューニングに対応できます。
- マルチプリンタ対応
- 編集形式として「Windowsプリンタドライバ」「ESC/P」「PC-PR201H」「IBM5575/5577」「テキスト形式」「リッチテキスト形式」を用意しています。
TCPLink Enterprise Server
- Webブラウザ版 端末エミュレータ機能
- HTML、ActiveXおよびエミュレーターコンポーネントによるエミュレーションが可能です。
- Windowsアプリケーション版 端末エミュレータ機能
- サーバーから、クライアントコンポーネントをダウンロードして利用できます。クライアントコンポーネントの更新は、サーバーソフトウェアを更新するだけで、自動的に行われます。
- 大規模セッション管理
- サーバー機能をマネージメントサーバー、エントランスサーバー、HTMLセッションサーバーに分けることで、最大40,000セッションの管理・接続をサポートします。
- セキュリティ対応
- セキュアなホストアクセスを実現するために、SSLによる暗号化通信および、電子認証を用いたサーバ認証、クライアント認証をサポートしたセキュリティ版もご用意しています。※ETOS版は除く
- 端末エミュレータ 操作ログ管理
- メインフレームに対する操作を詳細に記録し、簡単に検索することができます。内部統制に必要なログ監査を効率的に行えます。
- 情報漏えい防止
- エミュレータ機能を利用するクライアントPCごとに、以下のような制限をかけることができます。
- ホスト印刷/ファイル転送等のエミュレーション機能の使用禁止
- プリンタ/ファイル転送の出力先の固定
- ホスト画面のハードコピー/クリップボードへの貼り付け禁止
- Edgeに対応しました
- Microsoft EdgeでTESのエミュレータコンポーネントが使用できるようになりました。
Microsoft Edgeから行えるようになった操作は以下のとおりです。- エミュレータクライアントのインストール
- プロキシ設定(セキュリティ対応版の場合のみ)
- クライアントマネージャの起動
構成イメージ
動作環境
TCPLinkスタンダード
- OS※1
- Windows 10、Windows 11、Windows Server 2012/R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019
- CPU/メモリ
- 各OSの推奨する環境
- ハードディスク
- インストール 約30MB、エミュレータ実行 30MB以上の空きが必要
TCPLink Enterprise Server
全機能を同一PC上で稼動する場合(256セッションを想定)
サーバー
- OS
- Windows Server 2012 /R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022
【Web環境での利用の場合】 Internet Information Services 8.0、8.5、10.0、 .NET Framework 4.5※2、 Active Server Pages - CPU/メモリ
- 各OSの推奨する環境
- ハードディスク
- 80MB以上の空きが必要※3
クライアント
- OS
- Windows 10、Windows 11
- CPU/メモリ
- 各OSの推奨する環境
- ハードディスク
- 40MB以上の空きが必要
- その他前提ソフトウェア
- Internet Explorer11、HTML3.2対応Webブラウザ(Web環境で利用の場合)
参考価格
- 5.2万(1ライセンス)※構築、保守などについては個別お見積り