概要
エンタープライズ向け Java サーバー・ランタイム環境を構築
IBM WebSphere Application Serverは、オンプレミス、パブリック・クラウド、プライベート・クラウド、ハイブリッド・クラウドのいずれの環境でも利用できる、柔軟で安全なJavaの認定を受けたランタイムを提供します。
特徴
- Javaの業界標準仕様に対応した国内外で最も高いシェアを持つアプリケーションサーバー
- 用途に応じて、迅速な開発に適した軽量ランタイムから大規模な基幹業務向けのランタイムまでをカバー
機能
- オンプレミス、オフプレミス、あるいは両方で、ダイナミックなクラウド・アプリケーションとWebアプリケーションの構築、実行、統合、保護、管理を行う高速で高性能なJavaアプリケーション・サーバーです。
- スピードと柔軟性を実現するように設計されており、オープン・スタンダードのプログラミング・モデルの選択肢も提供して、開発者の生産性を最大限に高めます。
- 複数のアプリケーション・サーバー・インスタンスにわたるWeb階層型クラスタリングや、最大25台のサーバーのIHSロード・バランシングが可能となるほか、Java Messenger Serviceやその他の機能も使用できます。
ランタイムの種類
WebSphere Application Serverには、2種類のランタイムがあります。
Traditional ランタイムは、2030年にサポート停止予定となります。
※Libertyランタイムへの移行が必要。
Liberty ランタイム
メモリ消費が少なく、高速起動なため、需要に応じて変化する環境に最適。
構成及びデプロイ作業がシンプルで、クラウドでの使用、コンテナ環境などにも最適。
新しい機能を今後も取り込んで進化を続けます。
Traditional ランタイム(2030年に終息予定)
WASで行っていた従来の運用を継続したいお客様向きです。
Libertyで対応していないAPI(JAX-RPC, Entity Bean, Common J など)を使用するアプリケーション向け。
Java EE 7 / Java 8 対応を実装した現行の実装が最後のバージョンとなります。
Editionの種類
WAS Base:IBM WebSphere Application Server
Web層のクラスタリングと、セッション・フェイルオーバー機能の提供により、ある程度の規模の環境において、高いセキュリティと高パフォーマンスを提供するトランザクション・エンジン。
WXSのHTTP セッション・キャッシングと動的キャッシュが利用可能。
ロードバランス25台、フェイルオーバー5台までサポート。
WAS ND:IBM WebSphere Application Server Network Deployment
ミッション・クリティカルなシステム向けに、可用性、高いパフォーマンス、高度な運用管理機能を提供。
WXSの全機能が利用可能。
WAS Liberty Core:IBM WebSphere Application Server Liberty Core
軽量で低コストのLibertyベースの製品。
Java EEの全機能は不要なWebアプリケーションにJava EE Webプロファイルの稼動環境を迅速に構築。
利用できるAPIが限定されます。
WAS Express:IBM WebSphere Application Server Express※終息予定
低コストですぐに使える環境を提供。
最終バージョン / Ver. 8.5.5
利用制限:480PVU以下。32bitのみ対応(64bit非対応)。ロードバランス2台、フェイルオーバー2台までサポート。
動作環境
下記URLよりご確認をお願いいたします。【IBM公式サイト】Software Product Compatibility Reports
https://www.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity/
参考価格
各種前提条件により変わりますので詳細はお問い合わせください。