概要

IBM Cloud Pak for Applications(CP4Apps)は、エンドツーエンドのハイブリッドクラウド・アプリケーション・プラットフォームで、導入や新しいクラウドネイティブ・アプリケーションの構築、既存アプリケーションのリファクタリングやプラットフォームの再構築に優れた柔軟性を実現します。アプリケーション・ランタイムやモダナイゼーション・ツール、Kubernetesコンテナ・プラットフォームの包括的なコレクションを活用して、あらゆる環境のニーズに適応するように設計されています。

  • 用意されているアプリケーション・ランタイムとフレームワーク:IBM WebSphere、IBM WebSphere Liberty、Red Hat® JBoss Enterprise Application Platform、Quarkus、Tomcat、Node.js Spring Boot、Vert.xなど
  • 用意されているモダナイゼーション・ツール:IBM Transformation Advisor、IBM Mono2Micro、IBM WebSphere Migration ToolKit、Red Hat Migration ToolKit for Applications
  • 用意されているコンテナ・プラットフォーム:Red Hat® OpenShift、Kubernetesを利用した先進のハイブリッドクラウド・アプリケーション・プラットフォーム

特徴

ビジネスとともに変化するアプリケーション環境を提供

  • 必要なコンポーネントを選択可能
  • JavaアプリケーションのVMとコンテナをサポートする包括的なランタイム
  • クラウドネイティブ・デプロイのためにアプリケーションのリファクタリングと分解を行うモダナイゼーション・ツール
  • 包括的なKubernetesベースのプラットフォームは、オンプレミスとオフプレミスを横断してお客様のアプリケーション環境全体をサポート

機能

ランタイムのモダナイゼーション
  • ゼロ・マイグレーション
    Libertyは、マイグレーション・コストや計画外ダウンタイムなしに最新バージョンを維持できる唯一のJavaランタイムです。
  • InstantOn
    アプリケーションの起動を最大10倍高速化し、需要に応じて迅速に拡張できます。
  • 継続的デリバリーのリリース・サイクル
    セキュリティーへの配慮を犠牲にすることなく、保守の心配からチームを解放します。
運用のモダナイゼーション
  • エンタープライズ・グレードのセキュリティー
    OpenShiftは、役割ベースのアクセス制御、シークレット管理、SELinuxなどの、すぐに使用可能な堅牢なセキュリティー機能を提供します。
  • 統合された開発者ツール
    OpenShiftには、CI/CDパイプライン、Source-to-image(S2I)ビルド、幅広いアプリケーション・ランタイムのサポートが組み込まれています。
アーキテクチャーのモダナイゼーション
  • Mono2Micro
    アプリケーションを分析し、推奨事項を表示し、グラフ・ビューでパーティションの推奨事項を確認し、マイクロサービス・コードを生成することができます。
  • イベント・ドリブン・アーキテクチャー
    イベント・ドリブンのマイクロサービス・アーキテクチャーのためのリアクティブ・メッセージング
クラウドネイティブ開発
  • 開発者のための設計
    Liberty、Quarkus、Spring Boot、Node.jsなど、サポートされているさまざまなプログラミング・モデルから選択できます。
  • コンテナ・ファースト
    アプリケーションで使用されるすべてのコンポーネントを事前に初期化することで、メモリー使用量を削減し、起動時間を短縮します。
  • ライブコーディング/開発モード
    リビルドや再起動を必要としないユーザー・コードのライブリロードにより、よりアジャイルな開発を実現 します。
トランスフォーメーション・ジャーニーを成功に導きます

動作環境

下記URLよりご確認をお願いいたします。【IBM公式サイト】Software Product Compatibility Reports
https://www.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity/

参考価格

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事例紹介

導入事例は下記をご覧ください。
https://www.ibm.com/jp-ja/products/cloud-pak-for-applications