概要
イグアス社のIBM Power Systems Virtual Server検証環境を使用し、解析製品の導入および稼働検証を実施しました。対象製品は以下となります。
- X-Analysis Advisor
背景・課題
イグアス社のIBM Power Systems Virtual Server(以降、Power Virtual Server)における対象製品のサービス化の検討に際し、製品が正常に導入できるか、および正常に稼働するかを検証する必要があり、イグアス社の環境を利用しました。
製品概要
X-Analysis Advisorは、IBM i のアプリケーションを解析し、お客様にとってもっとも価値のある情報をご提供いたします。
影響分析やビジネスルールの抽出、アプリケーションの分割、データモデルの視覚化、コード品質の分析、そしてアプリケーションの様々なビジュアルによる可視化といった機能によりIBM i 開発者の生産性や、アプリケーションの品質を向上させるだけではなく、工数推定精度の改善とリスクの低下を実現、最終的にビジネスの目標にたどりつく手助けをいたします。
構成内容
次のIBM Power Virtual Serverを使用しました。
◆ ロケーション
- データセンター :東京04
◆ ハードウェア構成
- ハードウェア:S922
- CPUコア数:0.25
- メモリ:8GB
- ディスク容量:380GB
◆ その他
- 一次言語:2962(日本語)
- QCCSID:65535
- ネットワーク:プライベート接続(IPsecVPN)&パブリック接続
検証内容
- 製品導入が正常終了することを確認
- 次の処理を実行し、問題無く完了することを確認
- 各種ダイアグラム表示
- オブジェクト/ソース表示
- ビジネスルール表示
- ソース/フィールド検索
- 変数/オブジェクトの使用箇所検索
- 監査情報の生成/表示
- プライベート接続およびパブリック接続環境で稼働することを確認
検証結果
製品導入、稼働検証ともに正常に完了しました。稼働検証においては、EclipseからX-Analysisプラグインを使用して実施しました。
※パブリック接続では、sshトンネリング設定により接続および稼働確認を実施しました。
<各種ダイアグラム>
<オブジェクト/ソース表示>
<ビジネスルールの表示>
<ソース/フィールド検索>
<変数/オブジェクトの使用箇所>
<監査オプションの生成/表示>
製品 | 検証期間 | 製品導入 | 稼働検証 | 備考 |
---|---|---|---|---|
X-Analysis Advisor | 2021/08/23 - 2021/09/03 |
正常完了 | 正常完了 | プライベートとパブリック接続環境 |
総評
イグアス社のPower VS検証環境を使用し、X-Analysis Advisorの導入と稼働検証を実施し、問題無く使用できることを確認いたしました。
イグアスより
Power Virtual Server環境では通常英語環境(一次言語:2924)で提供されますが、弊社では日本語環境(一次言語:2962)で提供し、ネットワークは「プライベート・ネットワークおよびパブリック・ネットワーク接続環境」にて検証していただくことができました。。
ジーアールソリューションズ様の解析製品の検証結果を元にして、多くのIBM i ユーザー様に安心してご利用いただければと存じます。