概要
イグアス社のIBM Power Systems Virtual Server検証環境を使用し、通信・転送製品の導入および稼働検証を実施しました。対象製品は以下となります。
- GoAnywhere MFT
背景・課題
イグアス社のIBM Power Systems Virtual Server(以降、Power Virtual Server)における対象製品のサービス化の検討に際し、製品が正常に導入できるか、および正常に稼働するかを検証する必要があり、イグアス社の環境を利用しました。
製品概要
GoAnywhere MFTを中心に、多種多様なシステム間のファイル・データを連携します。豊富な接続先と多彩な処理からマルチステップなフローを自由にデザインできます。
<デザイン画面>
ブラウザベースで提供される管理画面上で、マウス操作でフローをデザインします。
構成内容
次のPower Virtual Serverを使用しました。
◆ ロケーション
- データセンター :東京04
◆ ハードウェア構成
- ハードウェア:S922
- CPUコア数:0.25
- メモリ:8GB
- ディスク容量:180GB
◆ その他
- 一次言語:2962(日本語)
- QCCSID:5026
検証内容
- 製品導入が正常終了することを確認
- 次の処理を実行し、問題無く完了することを確認
- データベース接続
- Webサービスリクエスト(REST)
- IBM i コマンド、プログラムの呼び出し
- データ変換
- ファイル転送リクエスト(FTP)
検証結果
製品導入、稼働検証ともに正常に完了しました。稼働検証においては、各処理を一連化されたフローとしてデザインし、IBM i コマンド(RUNPROJECTコマンド)より実行しました。
<検証で実際に使用したフロー>
<IBM i コマンドラインからの呼び出し>
製品 | 検証期間 | 製品導入 | 稼働検証 | 備考 |
---|---|---|---|---|
GoAnywhere MFT | 2021/07/28 - 2021/08/04 |
正常完了 | 正常完了 |
総評
イグアス社のPower VS検証環境を使用し、GoAnywhere MFTの導入と稼働検証を実施し、問題無く使用できることを確認いたしました。
イグアスより
Power Virtual Server環境では通常英語環境(一次言語:2924)で提供されますが、弊社では日本語環境(一次言語:2962)で提供し、ネットワークは「プライベート・ネットワーク接続環境」にて検証して頂くことができました。
ソルパック様取り扱い製品の検証結果を元にして、多くのIBM i ユーザー様に安心してご利用いただければと存じます。