アイエステクノポート様がイグアスのIBM Power Systems Virtual Server検証環境を使用して、自社ISVの3製品の導入および稼働検証を行いました。
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概要
イグアス社のIBM Power Systems Virtual Server検証環境を使用して、弊社製品の導入および稼働検証を実施させていただきました。対象製品は以下になります。
背景・課題
今後需要が見込まれるIBM Power Systems Virtual Serverにおいて弊社製品のサービス化を検討するにあたり、弊社製品をどのような手順で導入するべきか、また、正常に動作するかを検証する必要があり、イグアス社の環境を利用しました。
製品概要
検証した製品の概要は以下の通りです。
UT/400-iPDC(高機能グラフィカルPDF作成ツール)
UT/400-iPDCは以下の特徴があります。
① IBM i のスプールファイルから、表現力のあるグラフィカルなPDFファイルを作成するツールです。IBM i 市場では400社以上、600ライセンス以上の実績を誇るベストセラーツールです。
② 独自エンジンでAcrobatに準拠したPDFフォーマットを生成するので、単純にPDF変換する従来製品とは異なり、専用オーバーレイを使って、表現力のある読みやすいPDFファイルを作成できます。
③ Windowsなどの専用サーバーは不要で、IBM i だけで完結した運用が可能です。もちろんプリンタセッション用のPCも不要です。クライアントPCでは負荷が大きい大量PDF変換処理もIBM i なのでスピーディに対応します。
④ 輸入ソフトウェア製品と違って、100%自社開発なので、テクニカルサポートも万全で、迅速なサービス&サポートをご提供します。またPDFファイルを有効活用するための多彩なオプション製品を揃えています。
SS/Tool-ADV(アプリケーション開発保守支援ツール)
SS/Tool-ADVには以下の特徴があります。
① IBM i のシステム稼働環境の実行オブジェクトにより、アプリケーション構成情報の分析、プログラム解析、プログラムの修正に伴う影響範囲の特定、データベース解析を行うので、実行環境に基づいた正確かつ最新の診断・管理・分析がオンラインで即時に把握できます。「IBM i 資産の継承・技術者の世代交代」を実現するツールです。
② IBM i 上で稼働し、別サーバーは一切不要です。アプリケーションと同一プラットフォーム上で稼動するので、「速く、正確で、直感的な」分析結果を照会できます。
③ マウスによるWindowsライクな画面操作を実現しており、IBM i 未経験者でも簡単に利用できます。
④ 各解析結果のアウトプットはスプールファイル、Excel、データファイルのほか、グラフィカルで活用・保管に便利なPDFファイルなど、目的に沿ってさまざまなファイルを選択することが可能です。
S/D Manager Object管理(ソフトウェア資産管理ツール)
S/D Manager Object管理には以下の特徴があります。
① システム稼働の実行オブジェクトの使用状況や整合性のチェック、オブジェクトに対するユーザー権限など最新情報を即時に把握できます。
② IBM i 上で稼働し、別サーバーは一切不要です。アプリケーションと同一プラットフォームで稼動するので、ソフトウェアの棚卸作業や保守業務によるオブジェクトの処理(照会・変更・削除など)をサポートします。
③ マウスによるWindowsライクな画面操作を実現しており、IBM i 未経験者でも簡単に利用できます。
④ 各解析結果のアウトプットはスプールファイルとデータファイルの選択が可能です。「オブジェクト使用状況表」と「オブジェクト構成図」は、グラフィカルなPDFファイルで出力できます。
構成内容
- IBM Power Systems Virtual Server
- 使用したIBM Power Systemsの仕様は以下の通り
モデル:S922、CPU:0.25Core、MEM:8GB、OS:IBM i 7.2、1次言語:2962(日本語環境)、QCCSID:65535 - 製品導入および検証
- IBM Power Systems Virtual Server – イグアス社川崎本社間のVPN接続環境を利用
検証内容
UT/400-iPDC
- 製品導入が正常に完了することを確認
- 主要機能の操作ができることを確認(オーバーレイ編集、PDF変換、ファイル転送)
SS/Tool-ADV
- 製品導入が正常に完了することを確認
- 主要機能の操作ができることを確認(リソースおよび、コンパイルによるアプリケーション分析情報の取得、エクセル作成、PDFファイル作成)
S/D Manager Object管理
- 製品導入が正常に完了することを確認
- 主要機能の操作ができることを確認(リソース情報の取得、PDFファイル作成)
検証結果
製品 | 検証日 | 導入結果 | 検証結果 | 備考 |
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UT/400-iPDC | 2021/03/22 | 正常終了 | 正常終了 | 製品導入および設定を行い、主要機能の稼働検証を実施し、問題ないことを確認 |
SS/Tool-ADV | 2021/03/23 | 正常終了 | 正常終了 | 製品導入および設定を行い、主要機能の稼働検証を実施し、問題ないことを確認 |
S/D Manager Object管理 | 2021/03/23 | 正常終了 | 正常終了 | 製品導入および設定を行い、主要機能の稼働検証を実施し、問題ないことを確認 |
総評
イグアス社のIBM Power Systems Virtual Server検証環境を使用して、弊社製品の導入および稼働検証を実施させていただきました。以下の3製品がIBM Power SystemsVirtual Serverで使用できることを確認いたしました。
イグアスより
IBM Power Systems Virtual Server環境で最初にパブリックネットワーク接続でsshトンネリング機能下で検証いただきましたがFTPやNetServer、Navigator for i などでサポートされないことが判明しました。
弊社のプライベートネットワーク接続環境で検証をしていただき、上記問題は解決しました。
IBM i の高機能グラフィカルPDFやアプリケーション開発保守支援ツールとソフトウェア資産管理ツールも問題なく稼働確認ができました。
多くのIBM i ユーザー様に安心してご利用いただければと存じます。