概要
分析ツールの「Domo」でIBM i のDB連携を行う。
背景・課題
DomoでIBM i のDB連携をして分析処理を行いたいというお客様の要望に応えるため、IBM i 「DomoとIBM i 連携」の検証をやってみました。
(Domoで「DB2 for i 」用コネクターは提供されていません(2020年11月時点)のでDomoへのデータ転送ツールWorkbenchを使用しました。)
製品概要
利用した製品
Domo
データと人々をつなげ、ビジネスの状況をタイムリーに把握し最適化することで、業績を改善するためのビジネス最適化プラットフォームです。
利用したツール
ACSのODBC
ACSのODBCは57xx-XW1のライセンスをお持ちであれば無償で入手可能なもので、ACSのベースには含まれたいないため、別パッケージの「Windowsパッケージ」の入手が必要です。
Domo WorkBench
DomoのWorkBenchとは、オンプレミスデータをDomoにアップロードするためのセキュアなクライアントサイドのソリューションです。Domoを利用登録(トライアル含む)を行い、サイト内より専用ダウンロードより入手可能です。
※詳しくは別資料の「DomoとIBM i 連携手順」を参照願います。
構成イメージ
分析結果イメージ
『Domo とIBM i 連携』の検証
① ODBC処理:ACSのODBC機能より該当IBM iに 接続構成にでデータソースを作成。
② Domoアカウント登録:お試し(トライアル)版の場合でも登録処理を行います。
③ WhiteList処理:Domoサイトへアクセスするための接続許可処理を行います。
④ WorkBench処理:ダウンロードから接続手順およびDomoへのアップロード処理の実施。
⑤ Domoサイト確認:アップロードされたデータの確認をします。
⑥ Domoデータ分析:Domoサイト内で「カード」を追加して自由に分析処理を実施。
⑦ Domoデータ更新:Domoサイト内データを更新処理する手順のガイド。
※詳しくは別資料の「DomoとIBM i 連携手順」を参照願います。
検証所感
- 現時点では、IBM i のDRDA直接接続がサポートしないため、ODBC経由にて接続しました。
- Domo設定環境用に別のPCやサーバーに作成することで転送定義を一元管理することができる。
- クライアント用PCで処理する時は、ブラウザーだけでは実行できないので、ACS提供のODBCドライバーの導入が必要。(但し、ODBC構成は不要)