Red Hat OpenShift Container Platform 4.2のWorkerノードにIBM Storage Storwize V7000を接続し、コンテナからV7000のストレージを使用する検証を行いました。
背景
コンテナ環境においては、コンテナのインスタンスを削除すると、そのインスタンス上に保存したデータは、同時に消えてしまいます(下記図1参照)。そのため、永続的にデータを保存した場合は、コンテナのインスタンス外に保存する必要があります。
そこで、インスタンス外のストレージとしてV7000を使用する検証を行いました。
図1:コンテナライフサイクル
CAMSSセンターでの検証内容/結果
使用したハード/ソフト
- Supermicro IA Server
- IBM Storage Storwize V7000(以下V7000)
- Red Hat OpenShift Container Platform 4.2(以下OCP)
図2:検証環境
検証内容
SupermicroのIAサーバー上にRHELを導入し、その上にOCPを導入。OCPのWorkerノードとV7000をFCで接続。OCP上にCSI Driver(ストレージ連携モジュール)を導入し、PVCを作成。V7000上にLUNができることを確認。
検証結果
下記図3の通り、OCPで作成したPVCのVolume名と同じ名前のVolumeがV7000上にできることが確認できました。
図3:検証結果
まとめ
OCPを使用する際は、ストレージが必要になります。OCPを導入する際は、IBM Storage Storwizeシリーズをご検討ください。
検証手順の詳細は下記の資料を参照してください。