背景・課題
2019年1月以降にOracle Javaが有償化されます。
有償化の詳細情報は以下のリンクを参照願います。
● IBM Support for Runtimes というサポート契約を「PA」として提供可能です。
PVNご参考記事リンク:IBM Support for Runtimes まとめ
対策として、無償提供のOpenJDKへの移行に伴い事前稼働検証を行いました。移行までのガイドをパートナー様向けに「導入」から「設定」までの情報を提供します。
製品概要
製品名:OpenJ9+OpenJDK(AdoptOpenJDK)
IBM Javaでは、"OpenJ9+OpenJDK(AdoptOpenJDK)"の製品が無償提供されています。
また、IBM Javaとしてもう一つ「IBM SDK for Java Technology」がありますが、Javaの代表的な用途としては、クライアント用、サーバー用、組み込み用とあり、こちらはサーバー用途となります。(上記リンクの資料より抜粋)
OpenJDKの導入設定概要
使用したハード/ソフト
- Java側
- OpenJ9+OpenJDK(AdoptOpenJDK)
- ACS側
- Ver 1.1.8.1
OpenJDKのダウンロード。以下URLから入手します。
https://adoptopenjdk.net/releases.html?variant=openjdk11&jvmVariant=openj9
導入から設定および、起動確認までを下記の別資料にまとめました。
所感
Javaが未導入のWindowsに新規にOpenJDKを導入した環境で、ACSの導入できました。OpenJDKのJava環境でコマンドベースでjarファイル呼び出しでACSが稼働することが確認できました。但し、デスクトップ上にショートカットをインストールする形態では、ACSを起動しようとするとうまく起動できませんでした。
回避方法として、Oracle Javaを導入することで起動確認が出来ました。
よって、事前に該当bit版のOracle Java製品オフライン版の入手をお勧めします。