IAサーバーおよびクラウド稼働環境からPowerLiunx環境へのポーティングを目的とし、問題なく稼働したことを確認しました。【注目】働き方改革の一環で勤怠管理をLinux On Powerで実現しませんか?

概要

IAサーバー上でRedHat6.5で実績のあるADVANCE勤怠を2016年11月からポーティングを目的とし、Linux On Power環境への移行検証を行いました。

※CAMSSセンターは「IHCC(IGUAZU Hybrid Cloud Center)」に名称変更いたしました。

背景・課題

IAサーバー環境のみならず、PowerSystems環境でも稼働検証を行い、イグアスパートナー様への拡販を目的としています。
課題としてPower版のRedHat6.5では、ビッグエンディアンの為、RedHat7.1以降でなければリトルエンディアンがサポートされないことが判明しました。
2017年4月にLinux On PowerのRedHat7.2環境上で正常に稼働検証が完了しました。

検証概要

使用したハード/ソフト

  • Linux On Power環境:Power8 S822L
  • RedHat:Linux Server releace 7.2
  • Apache:v2.4.6
  • MySQL;v5.5.45
  • Ruby:v2.2.6p396(2016-11-15 revision 56800)[powerpc64le-linux]
  • Rails:v4.2.6
CAMSSセンター(現:IHCC)
ADVANCE勤怠の画面1
ADVANCE勤怠の画面2
  • 2017年2月末にIAサーバー環境にてRuby On Railsのプログラムバージョンアップ対応が完了しました。
  • 2017年3月からPowerLinuxサーバーのフレームワーク等のアップデート作業を開始しました。
  • 2017年4月には画面描画系のモジュールのインストールが正常に完了せず時間を要しましたが4月4日に解決し、4月6日~8日の期間ですべてのADVANCE勤怠の動作について問題なく稼働しており、PowerLinuxとのオンプレミス提供も可能となりました。
  • また、CAMSSセンターに用意されているVPNを経由して遠隔(パートナーさま拠点)から接続してもパフォーマンスに問題なく、検証をスムーズに行うができました。

パートナーさまの声

  • 実際の環境を準備しない限り検証できないテストだったので大変助かった。
  • 検証できたおかげで安心してPowerSystemsのお客様に提案することができます。
  • 今回の検証で最新RedHat7.2環境での検証がIAサーバーならびに、PowerSystemsでも出来たことは大変有意義でありました。

資料ダウンロード