SupermicroのMicroBladeに、XenAppを導入し、パフォーマンス性能を検証しました。
概要
SupermicroのMicroBladeに、XenAppを導入し、お客様の出荷伝票入力アプリを稼働させ、パフォーマンス性能を検証。
※CAMSSセンターは「IHCC(IGUAZU Hybrid Cloud Center)」に名称変更いたしました。
背景・課題
海外(ベトナム)から、東京にあるデータセンターに接続してアプリケーション(伝票入力アプリ)を使用させるThinClientの要求がありました。
当初はHCI(Hyper Converged Infrastructure)上でXenDesktopによるVDIの提案をしていました。そこでHCI構成を作成するにあたり試算をしたところ、エンドユーザーの使用するアプリケーションのCPU負荷が高く、サーバーの台数が多く必要なことが判明しました。結果としてコストが膨らんでしまう状態になることがわかり、別の手段を提案する必要がありました。
検証概要
使用したハード/ソフト
- Supermicro MicroBlade
- Cirtrix XenApp
- Windows Server 2012R2
XenDesktopによるVDIではなく、XenAppによるプレゼンテーション方式に変更。さらにサーバーも高密度のMicroBladeに変更し、IHCC(旧 CAMSSセンター)にて性能検証しました。(VDIとプレゼンテーション方式の違いは後述)
検証そのものは順調に実施でき、検証結果をもとにハードウェアの構成をするとハードウェアの費用が概算でHCIに比べて6割程度に抑えることができました。
現在もお客さまのご検討中であり、2017年度導入を目指しています。
パートナーさまの声
- 実際の環境を準備しない限り検証できないテストだったので大変助かった。
- お客様に構成および性能結果を報告したところ、お客様はご満足され、今後の導入・展開の確証を得ることができた。
【参考】ThinClientにおけるVDIとプレゼンテーション方式の違い
1. VDI(XenDesktop)
複数のクライアントOS用を用意し、1クライアントが1OSを占有利用する方式
2. プレゼンテーション方式
Windows Server上に導入したアプリを複数のクライアントで共用する方式