FOBAS CFSA(Cloud File Server Appliance )は、クラウド型ファイルサーバサービスです。クラウドストレージに対応したキャッシュゲートウェイ製品の検証 ・デモの環境として、当施設をご利用いただきました。

概要

FOBAS CFSA(Cloud File Server Appliance)は、クラウド型ファイルサーバサービスです。
お客様のネットワークからはNASとして使えて、データはクラウド上に保管を行えます。クラウドストレージに対応したキャッシュゲートウェイ製品の検証・デモの環境として、当施設をご利用いただきました。

※CAMSSセンターは「IHCC(IGUAZU Hybrid Cloud Center)」に名称変更いたしました。

背景・課題

「購入したら、すぐに使える事。」「必要な機能だけすぐに使いたい。」
ビジネスに、より速いスピードを求められるお客様は着実に増えています。

ポイント(メーカサイトから抜粋)

  • ファイルサーバに求められる要件を満たしながら、データは主要クラウド事業者の国内データに複数分散配置。この環境を、既にメーカが検証済みの状態でご提供。
  • WAN越しでのファイル・アクセスの影響をSSDキャッシュの活用で解消。 マルチユーザ利用時でも極めて高いパフォーマンスをご提供。
  • キャッシュゲートウェイが暗号化を行います。利用者のクライアントに追加 ソフトウェアなしで使え、クライアント数も課金はありません。
  • 国内データセンタを使用しつつ、月1.5万~という低コストを実現。 増え続ける企業データをコスト面でもサポートします。

運用開始までのファイルサーバ構築のリードタイムをFOBAS CFSAは短縮します。

検証概要

使用したハード/ソフト

  • FOBAS クラウド ファイル サーバ アプライアンス(メーカから借用され、お持込み)
  • HP DL380Gen9(VMware仮想化環境をご準備。仮想マシンはお客様にて複数ご構築)
  • ADを仮想サーバに構築。FOBASはADに連携しNTFSアクセス権管理が可能。

下図の上半分が、当センターネットワーク内のお客様検証用VLANにあたります。下半分がFOBAS社のご用意されている環境となります。

検証概要

当初、パートナー様はADとの連携機能の設定に戸惑われていました。当施設スタッフと共同でトライ・アンド・エラーを実施。今回は残念ながらその時点でFIXはできなかったのですが、メーカ様のエンジニアの方向けに当施設のVPN接続をご提供し、問題点の解決にご協力いただきました。原因はADとFOBASへ入力したNetBIOS名の不整合とのことでした。

問題解決後、パートナー様が機能確認等を実施され、まずはパートナー様社内への情報連携、さらに、パートナー様社内にお客様をお招きして遠隔デモにご活用をいただきました。

パートナーさまの声

「デモの感触は良かったですよ。

  • クラウドストレージの利点(容量増減の柔軟性)
  • ローカルと変わらないアクセススピード(キャッシュを2TB分積んでいるため)
  • AD連携が可能
  • 既存Windowsと変わらない使用感(エクスプローラからの見た目)

などが響きました。」

当該エンドユーザー様の懸念点は、価格、ネットワーク構成、ラックスペースの空きとのことでした。
(但し、お持込みになられたFOBASの筐体は1Uで、通常のサーバの半分の横幅でした。また仮想マシンでの構築も可能なようです。)

特に価格は予想がつけにくく、他の類似顧客の平均値などを出しておおよそのランニングコストをはじき出してほしいとのことでした。
今回は以上でした。

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