概要
お客様のシステム管理者の方に、Power720/IBM i V7.3の新しい機能であるシステム・パフォーマンスのリアルタイム監視機能を、お客様拠点で実際に操作して確認頂くためにIHCC(旧 CAMSSセンター)をご利用いただき、成約に結び付いた事例をご紹介いたします。
※CAMSSセンターは「IHCC(IGUAZU Hybrid Cloud Center)」に名称変更いたしました。
背景・課題
新システムをご導入いただくにあたり、お客様のシステム管理者の方に、IBM i V7.3/Navigator for i の新機能である以下の1点の機能の利便性を確認していただく必要がありました。
- パフォーマンス・ヒストリーのグラフ化
収集サービスを使用して収集したヒストリカル(時系列)・パフォーマンス・データ・コレクションをグラフ形式で表示する機能。 - システム・モニタードの共存環境の検証
ディスク読み取り応答時間、ディスク書き込み応答時間、およびさまざまな新しいサーバー・メトリック(サーバーの設定値、しきい値)をモニターできる機能。
検証概要
使用したハード/ソフト
- Power 720 / IBM i 7.3
- Internet VPN
お客様向けの既存機のマイグレーションに伴いIBM i 7.3の新機能でNavigator for i よりヒストリカル・パフォーマンスの検証を行い、日々の情報収集および影響の検証をしました。
あわせて、ダッシュボード機能によるリアルタイム・パフォーマンスも確認。事前に期待していた内容と一致しているかを具体的に確認できました。
システム・パフォーマンスをリアル・タイムにモニターすることが可能。
閾値定義、アクション定義も可能。
ヒストリカル・データはパフォーマンス・データを継続的に記録、参照が可能。
日、週、月、年単位に表示可能。
従来はコマンドによるパフォーマンスデータの収集と加工が必要でした。このステップには手間と時間がかかっており、専門的なスキルも必要でした。
今回のこの機能によりパフォーマンス状況をリアルタイムで確認できるので、IBM i のパフォーマンスが劣化した際など、すぐにその要因を突き止めることが可能となり、管理運用の手間が省けるだけではなく、健全なシステム稼働をキープできます。
日々のIBM i のパフォーマンスに気を使っているお客様にご提案ください。
IHCC(旧 CAMSSセンター)では、最新のIBM i 7.3環境作成および必要リソースの準備、遠隔地からのVPN接続の環境も提供させていただき、お客様提案に必要な条件を満たした環境づくりを支援いたしました。
パートナーさまの声
- お客様に直接IBM i V7.3の新機能をお客さま拠点で直接見ていただくことができた
- 提案通りの利便性をお客様に直接ご確認いただき、採用が決定した
- 新しい機能だったので、イグアスの技術者の方の支援でデモを行うことができた