IHCC(旧 CAMSSセンター)にて、アプリケーションのポーティングを行われた事例です。IA Linuxから、Linux on Powerへのポーティングのため、ご利用くださいました。
概要
パートナー様アプリケーションのIA Linuxから、Linux on Powerへのポーティングにご利用されました。
※CAMSSセンターは「IHCC(IGUAZU Hybrid Cloud Center)」に名称変更いたしました。
背景・課題
すでにIA Linuxで実績のあるパートナー様のソリューションをLinux on Powerのプラットフォームでも販売していくため、ポーティングならびにIA Linuxとの差異の確認、スキルの習得をする必要がありました。
検証概要
使用したハード/ソフト
- Power System S822L
今回ご利用のパートナー様はLinux on Powerのご経験が少ないことがご懸念点だったようですが、インストール(OSの導入やディスクアレイの構成など)をレクチャーしつつ実機でお試しいただき、Linux on PowerもIAと全く同じ感覚でご利用いただけることを実感いただきました。
今回のポイントは16 進値の格納方法でした。x86 プロセッサーは、リトルエンディアンというデータ・レイアウトを使用しますが、通常Power 7まではビッグエンディアンというデータ・レイアウトを使用していました。つまりこの場合コードx86 アプリケーションをPowerプラットフォームに移植する際には変換が必要でした。
パートナーさまはこの点でご苦労された経験があり、Power 8からはリトルエンディアンとビッグエンディアンが選択できるようになったため、今回その機能の稼働確認と検証でご利用いただきました。
その結果、パートナー様のLinux on Powerでのソリューションのご成約をお手伝いすることができました。
パートナーさまの声
- 専門のエンジニアのサポートが受けられたので、安心してポーティングを実施できた。
- Linux on PowerもIA Linuxと同様にお客さまをサポートできるようになった。
- 自社からインターネットを介して作業することができ、大変効率的であった。